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日別アーカイブ:2026年10月28日

買取屋さんblog
2026年10月28日

981と718は何が違う?ポルシェケイマン・ボクスターに起きた変化とその魅力を解説

ポルシェのケイマンやボクスターを探していると、目にする「981」と「718」という表記。

ケイマンがまだ存在しなかった初代ボクスターの986や、その後の987に比べ、981と718は見た目が比較的似ています。しかし、エンジンの性格や装備には違いがあります。「6気筒の981が気になる」「新しい718の方が乗りやすい?」と、迷っている方もいるのではないでしょうか。

718ケイマンのロゴ

今回は、スペックだけでは分かりにくい両者の違いと、中古車選び・売却時に確認したいポイントを紹介します。

981と718の大きな違いはエンジン

981は、2012年に登場したボクスターや、続いて登場したケイマンに使われる世代の呼び方です。

一方、718は2016年に登場した後継モデルの名称で、開発コードでは「982」にあたります。クーペがケイマン、オープンモデルがボクスターという関係は共通です。

718では「718ボクスター」「718ケイマン」と、数字の後に車種が入る名称が正式な車名となります。718という名称を深掘りした記事はこちら

まずはベースモデルとSを中心に比較してみましょう。

981718
ベース 2.7L水平対向6気筒NA 2.0L水平対向4気筒ターボ
S 3.4L水平対向6気筒NA 2.5L水平対向4気筒ターボ
魅力 回転を上げながら味わう伸びと音 低中回転域からの力強い加速

※GTS・GT4・スパイダーなどは仕様が異なります。

4気筒化は、ボクスター・ケイマンの歴史の大きな転換点

ボクスターは1996年の初代986から、987、981まで、一貫して自然吸気の水平対向6気筒を搭載してきました。987世代で登場したケイマンも、そのエンジン形式を受け継いでいます。

つまり718の4気筒ターボ化は、単なる排気量や出力の変更ではありません。長く続いた「ミッドシップにNA(自然吸気)6気筒」という組み合わせが、通常モデルでは大きく変わった出来事です。

6気筒の回転フィールやサウンドに魅力を感じていた方にとって、気筒数と過給方式の変更は、速さの数字だけでは語れない変化だったでしょう。

981を選ぶ際には、「通常モデルから6気筒NAを楽しめた、ひとつの時代の最終世代」という背景も知っておきたいところです。

981の魅力は、自然吸気6気筒を味わえること

ボクスター(981)の画像

981の特徴は、ターボを使わない自然吸気、いわゆる「NA」の水平対向6気筒エンジンです。

アクセル操作に応じて回転が上がり、エンジン音とともに加速が盛り上がっていく。その過程を楽しみたい方には、魅力的な選択肢です。

速さの数字だけでなく、回転の上昇やサウンドそのものを楽しみたい方は、981に注目してみてください。

ボクスターなら屋根を開けて音や風を感じられ、ケイマンならクーペの剛性感を楽しめます。同じエンジン形式でも、ボディタイプによって体験が変わるのも面白いところです。

718の魅力は、ターボによる力強さ

718ケイマンの画像

一方、718の標準モデルとSは、4気筒ターボ化によって性能を高めています。標準モデルは300PS、Sは350PSへ出力が向上しました。

低い回転域から大きなトルクを発揮するため、回転を高く保たなくても加速を引き出しやすいのが特徴です。

日常でも扱いやすい力強さを求める方には、4気筒ターボの718が合うでしょう。

981からエンジンの個性は変わりましたが、ミッドシップのスポーツカーとして進化した718にも、別の魅力があります。ご自身がどのような走りを楽しみたいかで選びたいところです。

「718=4気筒」とは限らないので注意

中古車選びで間違えやすいのが、718にも自然吸気6気筒モデルがあることです。

例えば、718 GTS 4.0は4.0L水平対向6気筒の自然吸気エンジン、を搭載しています。6気筒のフィーリングを求める方には、こちらも気になる選択肢でしょう。

一方、初期の718 GTSは2.5Lの4気筒ターボです。「GTS」という名前だけで判断せず、GTSとGTS 4.0を区別することが大切です。

内装・装備は、世代よりも実車の確認が大切

718ではステアリングやインフォテインメントも更新され、Apple CarPlayに対応する仕様も選べるようになりました。ただし、年式やオプションによって装備は異なります。

718ケイマンのインテリア ボクスター(981)のインテリア

中古車を比較するときは、次の項目も確認しましょう。

  • MTか、デュアルクラッチ式のPDKか
  • スポーツクロノやスポーツエグゾーストの有無
  • PASMなどの足回り装備
  • 整備履歴、消耗品の状態
  • ボクスターは幌の状態と開閉動作

乗り心地もホイールやタイヤ、足回りの仕様で変わります。「718の方が新しいから、すべての装備が充実している」とは限りません。

購入も売却も、世代名だけで判断しない

981と718の違いは、新旧だけでは語れません。

自然吸気6気筒の伝統を受け継ぐ981。4気筒ターボで力強さを高めた718。そして6気筒を搭載した718の上級モデル。 それぞれの背景と個性を知ると、ご自身に合う一台を選びやすくなります。

売却時も、年式や走行距離だけでなく、グレード・装備・整備履歴・車両状態を正確に伝えることが大切です。

ポルシェ専門店舗も運営しているT.U.C.GROUPでは、ケイマン・ボクスターのご売却相談を承っています。愛車の仕様が分からない場合も、お気軽にお問い合わせください。今回詳しく紹介できなかったケイマンGT4やボクスタースパイダーなどの特別なモデルも、もちろん得意としております。

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