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2025年7月18日

BMW×トヨタ、ポルシェ×メルセデスベンツなど…名車を生んだ共同開発車の舞台裏とその真実

異色の名車はこうして生まれた!共同開発された4つの傑作とその開発秘話

自動車業界は今、かつてないスピードで変化しています。環境規制の強化、EVへのシフトと失敗、そして莫大な開発コスト…。こうした時代背景の中で注目されているのが「共同開発」というアプローチ。これまでライバル関係だったメーカー同士が手を組み、ひとつの車を作り上げるケースが増えています。

先日かっこいい赤の現行Z4をお買取りさせていただきました。ご存じの方も多いかと思いますが、このモデルのZ4はトヨタスープラと共同開発がされた兄弟車です。しかし、その2車種は車好きには興味深い、同じようで違う車なんです。

本記事では、数ある共同開発車の中でも、特に高い完成度とドラマ性を持つ4車種に絞り、その誕生に隠された開発秘話をご紹介します。


◆ なぜ自動車メーカーは共同開発するのか?

自動車1車種の新規開発には、平均で500〜1,000億円以上のコストがかかるとも言われています。特にスポーツカーやプレミアムモデルなどは販売台数が限られるため、単独開発では採算が合わないこともしばしば。

また、グローバル市場での展開や安全・環境基準の急激な変化に対応するには、スピードと柔軟性が求められます。

こうした背景のもと、異なる強みを持つメーカーが手を組むことで:

  • 技術やノウハウを補完し合い
  • 開発コストを分担し
  • 市場投入までの時間を短縮し
  • 個性ある車づくりを両立する

という、理想的な相乗効果を生み出すことが可能になります。


① BMW Z4 × トヨタ スープラ
プラットフォームは同じ、でも中身はまったく別物

2019年に登場したトヨタ GRスープラ(A90型)BMW Z4(G29型)。この2台は、パワートレイン、プラットフォーム、製造工場までも共有するいわゆる“兄弟車”です。

▽ 共同開発の発端

スープラ復活にあたり、トヨタが求めた条件は「FR」「直6」「スポーツカーらしい軽快さ」。しかし、当時のトヨタには直列6気筒エンジンの新規開発余力がなく、BMWの協力が不可欠でした。

▽ 「別々に開発してくれ」の一言から始まった

開発体制は完全独立。サスペンション、ステアリング、ECU制御などは完全に別チームが担当し、それぞれが独自の“味”を仕上げました。

結果、走りも性格もまったく異なる2台が誕生し、ブランドらしさを失わない稀有な成功例となりました。


② アバルト124スパイダー × マツダ ロードスター
広島で生まれた“イタリア車”、情熱と技術の融合

マツダ「ロードスターND型」をベースに開発されたのが、アバルト124スパイダー。この異色のスポーツカーは、国境を超えた連携の象徴です。

▽ 本来はアルファロメオになるはずだった

当初はアルファロメオとの共同開発を予定していたものの、フィアットの方針転換により計画変更。アバルトブランドで展開されることとなりました。

▽ エンジンも味付けもまったく違う

  • エンジンはマツダ製NAではなくフィアット製1.4Lターボ
  • シャシーや足まわりは欧州向けの硬質な味付け
  • エキゾーストは専用チューン

一方、生産はマツダの広島工場という、日本とイタリアの魅力が融合した名車です。


③ メルセデス・ベンツ 500E × ポルシェ
手作業で造られた“異端のベンツ”、伝説のV8セダン

1990年代初頭に登場した「W124型 500E」は、ポルシェが開発・組み立てに関与したメルセデスのV8セダン。今でも高い人気を誇る1台です。

▽ メルセデスがポルシェに「助け」を求めた

V8をEクラスに搭載するには大幅なボディ改修が必要。ポルシェは経営難もあり、その技術力を提供して開発・組立を担当しました。

▽ 複雑すぎる生産フロー

  1. ボディはメルセデス工場で製造
  2. ポルシェの工場で手作業による組立
  3. メルセデス工場で塗装・最終検査

こうした手間をかけて誕生した500Eは、「羊の皮をかぶった狼」として語り継がれる名車となりました。


④ トヨタ86 × スバルBRZ
純粋なスポーツカーを“2社で1つ”作り上げた奇跡


2012年に登場したトヨタ86スバルBRZは、走りを愛するドライバーの間で今なお語り継がれる「共同開発の理想形」です。

▽ トヨタとスバルの明確な役割分担

  • トヨタ:企画・外装デザイン
  • スバル:シャシー開発・エンジン・生産

▽ 両社の哲学がぶつかり合った“真の共同開発”

細部のセッティングでは激しい議論もあったものの、最終的には「走る楽しさ」という共通理念のもとに完成。現在でも名車として評価されています。


◆ 結論:「分け合う」ではなく、「掛け合わせる」から生まれる名車

共同開発とは、単なるコスト削減ではなく、「お互いの強みを生かして、ひとつの価値を創り出す」ものです。

今回紹介した4台には、それぞれのブランド哲学、技術力、そして「情熱」が込められており、まさに掛け合わせから生まれた傑作といえるでしょう。

当T.U.C.グループではもちろん多数販売車輛を在庫しておりますし、専門店ならではの高価買取実施中ですので是非お問合せお待ちしております。

↓Z4の在庫情報はこちらからアクセス下さい!!↓

https://www.tucgroup.co.jp/stock/manufacturer/bmw/z-mini.php

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