イタリア車のカラーコードはどこにある?
自動車のボディカラーを正確に識別するための番号が「カラーコード(色番号)」です。以前ドイツ車、イギリス車、フランス車、アメ車の調べ方をブログにさせて頂きましたが、今回はフェラーリやランボルギーニ・フィアット等のカラーコードの調べ方を解説したいと思います。
ほとんどがエンジンフードやボンネット、リアハッチなどに名称入りでステッカーが貼ってあり、他の国に比べてわかりやすいです。PPGやBASFと塗料メーカーのロゴが入っているのも特徴的ですね。
フェラーリのカラーコード位置
フロントフードのステッカー
フェラーリはフロントのボンネット内側や、ミッドシップの車はフロントラゲッジルーム内側のフードにステッカーが貼ってあります。カラーコードの数字が書いてあるステッカーもありますが、そのままカラー名が印刷されているステッカーもあります。わかりやすいですね。
上のF430のステッカーでは、左にカラー名称、右にカラーコード数字の記載があります。
プロサングエもフロントのエンジンフードを開けると、内側にやはりステッカーが貼ってあります。
ランボルギーニのカラーコード位置
フロントフードのステッカー
ほぼフェラーリと同じ様に、フロントフードを開けた所にステッカーがあります。画像のガヤルドスパイダーでは、矢印がカラー名称・赤で囲った部分がカラーコードとなります。
ツートンの車両は、しっかりと二枚貼ってあります。ルーフが上のステッカー、ボディが下のステッカーでした。
最近の車でいうとウルスはリアのトランクを開け、ラゲッジルームの床板を持ち上げるとステッカーが貼ってあります。レヴェルトはやはりフロントフード内側にステッカーがあります。
フィアット・アバルトのカラーコード位置
エンジンルーム・リアハッチのステッカー
エンジンルームやリアハッチを開けると、ステッカーが貼ってあります。
マツダロードスターのボディにフィアット製ターボエンジンを積んだアバルト124スパイダーに関しては、マツダ車と同じくドアを開けた所にステッカーが貼ってあります。
アルファロメオのカラーコード位置
エンジンルームやリアハッチ・Bピラーのステッカー
数年前くらいまでは、フィアットと同じようにエンジンルームやリアハッチにこのステッカーが貼ってありました。
ステルヴィオやジュリアなど、最近の車両はBピラーにステッカーが貼ってあります。
マセラティのカラーコード位置
エンジンルーム・トランクルーム・Bピラーのステッカー
上記のアルファロメオ同様ですね。
やはり、最近の車両ではBピラーにアルファロメオと同じくステッカーがあります。
見つからないときは
ディーラーで確認
最も確実なのは正規ディーラーでの確認です。車台番号を提示して、調べてもらえるか問い合わせしてみましょう。
車体番号(VINコード)から調べる方法
輸入車は17桁の車体番号(VINコード)から車両の詳細情報を追跡できる場合があります。オンラインで調べられるケースもありますが、正確性を重視するならメーカーやディーラーに依頼するのが安心です。
正しいカラーコードを知るメリット
塗装修理の仕上がりが美しくなる
正確なコードをもとに調色すれば、自然な仕上がりが可能です。特にパールやメタリックカラーは微妙な違いが目立ちやすいため、正しい番号が必須です。
リセールバリュー(買取査定)で不利にならない
傷が元々無いに越したことはないですが、補修する場合でも跡が自然であれば、中古車査定でも大きなマイナス評価にはなりません。逆に色違いが目立つと減点対象になることもあるため、カラーコードを調べて直すという事は買取査定対策としても重要です。
まとめ
輸入車のカラーコードは、塗装修理や補修に欠かせない重要な情報です。メーカーごとに表示場所や表記方法が異なるため、まずはドア内側やトランク内などを確認しましょう。見つからない場合はディーラーや専門業者に相談するのが確実です。正しいカラーコードを把握しておくことで、美しい仕上がりと将来のリセール価値向上につながります。






















